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残された時間は、たった5秒。
攻撃回数にして、約10発。
“決める!!!!”
思い、流歌は大股を開いて、上体を低く低く倒す。
最終的に顎先が地上3センチに達するまで態勢を沈めた彼女は、それを上回る低さ、もはや地面を擦るような低さを持って、右の剣を鉄也に向けた。
対し、鉄也の取った動きは驚異的だった。
その巨大な手を目一杯に開くと、片手に3本の鈍器を手にしたのである。
それだけには留まらず、周囲の砂鉄を操ることで、粉末による摩擦裁断を放ってきたのだ。
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