第1章

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◇◆◇ 「この世には、災害ってものがあります」 「噴火、津波、竜巻、落雷、地震などなどぉ、様々な種類がありまぁす」 「その内、津波と竜巻を引き起こすはた迷惑な人がこの2人」 「蒼海水都と、緑川風子でーっす!」 「流歌、未来、褒めてるの? けなしてるの?」 「ま、まぁまぁ水都さん……」 2人が現れたことによって、戦争部の会議は場所を移していた。 時刻は夜。 市中心部の繁華街から一本入ったところに、洒落た雰囲気の小さなレストランがある。 水都と風子のみならず、10人が集まる際にもよく利用するという2人の行きつけだ。 奥には予約用の個室があり、6人は今そこにいた。
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