第1章

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「で、でも機神戦力もいますし、今年は機龍戦力だっているんですよ? 悪くないです」 「そうだよっ! 私たちの魔眼がなくなっちゃったわけじゃないんだしねっ!」 すると、未来の言葉に反応して、レヴィが「あぁ」と疑問を口にした。 「さっきから思っていたのだけど、その『魔眼』って何なのかしら?」 レヴィがそんな質問をすると思っていなかったのだろう、誰もが一瞬きょとんと間を作るが、風子が優しく口を開いた。 「魔眼とは、生れつき体内に魔法陣を持って生まれて来る子が持つ、特殊な術式の仕込まれた目のことですよ。 そのあまりの強力さ故に、所有者は一目も二目も置かれる存在なんです」
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