第2章

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と、映像はそこで一端途切れるが、すぐに再開した。 視点は上空。大都市を見下ろす位置だが――…… “な、何よ、コレ……ッ!?” レヴィは驚愕に息を飲んだ。 都市は高層ビルが立ち並ぶ、近代的な姿をしているが、局地的に災害が発生しているのだ。 火災、津波、竜巻、落雷、地割れなどがあり、光に包まれている地域、逆に暗闇に包まれている地域もあり、状況は千差万別だ。 しかし、共通しているのは、それは『天災』などではなく、れっきとした『戦闘』だということだ。 ふと、風子から表示枠の中に文章が届いた。 『それは協会側が撮影したものですが、次は私たちが主観的に記録したものをお見せしますね』
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