第1章

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◇◆◇ 「そんなに凄かったんですの? 先輩方は」 「すごいっていうか……ねぇ?」 「何て言うのかなぁー。ほろこーすと?」 「h,Holocaustですの?」 「あれかな、でぃざすたー」 「Disaster?」 「あれだ、あくとおぶごっど!」 「Act of God?」 「何よ、人じゃないみたいな言い方ね」 『――……』 「どうしてそこで2人とも黙るのよ……」 夕陽が射し込む放課後の教室には、4人の女子生徒が残っている。 教卓に立つのは小柄な少女。 彼女はトレードマークのツインテールを軽やかに揺らして、席に着く3人へ口を開いた。
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