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ピッ…ピピッ…ピピピッ… 爽やかな朝 目覚ましが鳴り響き目を薄く開けると朝日が目に入った… 「まぶしっ…」 「ほら、早く起きなさいって…」 一人呟いたと思ったら隣から声が聞こえ、俺の髪を梳いているような感覚に寝ぼけ眼で隣を見る 「……母さん……」 「朝御飯、出来てるからね?」 そう言って母さんは部屋を出ていく 俺は急いで着替えて顔を洗いに洗面所に… 洗面所に付くと嫌でも鏡が目に入る 「………本当、女みたいだ………」 俺はれっきとした俺、なのに鏡には髪の長い、一見女にしか見えない奴がしかめっ面している 「はぁ………」 じゃぶじゃぶと顔を洗いながら考える あの母さんはどうにかならないものか……… 俺が髪を伸ばしてるのは はっきり言って母さんのせいだ 俺が髪を切ろうとすると母さんが泣きついてくるんだ…………この髪(と顔)のせいで中学時代何度男に告られたことか…… 「………可愛いなんて言われても…嬉しくないのに……」 ため息交じりに呟き、母さんのいるキッチンへ
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