平成23年

4/8
前へ
/8ページ
次へ
『ねぇ守、ぼけっとしてどうしたの?』 『…うわっ!びっくりしたぁっ』 彼女はあっけらかんと守の方を見ていた 『あっ‥いや?それがさぁ、棚からいきなり何冊か落ちてさ、戻してたら不思議なもの見つけちゃってさ。』 彼女にそれを手渡す。 『ふ~ん。 何も書いてないじゃん! これ本当に小説なの?笑』 苦笑いをして、守に返した。 『…借りようと思うんだ‥どう?』 守はなぜかそれを手放さなかった。 受付へと向かいそれを借りてきた。 『帰るかっ』 『うんー。』 『さっきまで晴れてたのに雨かよー。傘持ってねぇよ。』 仕方ないので 走って帰った。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加