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俺は無い金で焼きそばパンとジャンプを買った
仕方ない
この選択しかなかった
もう片方の選択は死だったからな
マダオ「あーあ。もうこれしかねーや」
俺が持ってる金は小銭ばかりだ
でも今日は新八くんの家で飲める
ちょっと顔を出しに行こう
──
神楽「姐御ー、マダオが来たアルー」
行く当てもないのでなんとなく来た
ちょっとするとお妙さんが笑顔で迎えてくれた
妙「いらっしゃい長谷が─
マダオさん。どうぞ上がって」
マダオ「そこわざわざ言い直すんだ」
長谷川ではなくマダオ
俺は長谷川という名があるのに最近そう呼ばれることはない
新八「あっ来ましたか」
マダオ「お邪魔するぜ。あれ、銀さんがいないな」
K「寝てますよ。はせが─
マダオさんが来るの待ってたんですよ?」
マダオ「お前も言い直すんだ?なになんか長谷川って呼んだらダメみたいな」
九兵衛「あ、はなくそ─じゃなくてマダオさん。久しぶりだな」
マダオ「いやなに言おうとした?つーか言ったよな。全然修正できてねーよ」
にしても銀さん、俺のこと待ってたって
結構嬉しいじゃねーか
来なかったらどうしてたんだ
銀時「お、来た来た。んじゃあ飲もうぜはせべべべ」
マダオ「ごまかすの下手!はせべべべってなんだよ」
神楽「おい、げり。酢昆布やるアル」
マダオ「こいつに至っては言い直しもしねーよ!!長谷川でもマダオでもなく、げりって!!」
酢昆布か
久しぶりだし食べ─
神楽はマダオが手を延ばした途端、さっと手を引いてぺろっと酢昆布を食べてしまった
神楽「ごめん手がすべった」
マダオ「…。」
──
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