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妙「言うじゃない…死ぬ覚悟はできたかしら?」
妙からはまがまがしいオーラとともに強い風圧が放たれている
新八「姉上…」
新八の言葉も届かない
妙は指をゴキゴキ鳴らしながら一歩、一歩と新撰組との距離を詰める
神楽「あ…姐御ぉ…」
周囲は押し潰されそうになる気圧と死を思わせる迫力に耐えるのがやっとだ
そんな空気の中で桂が言い出す
桂「みんな無視?そんなお前らみんな虫」
銀時「…いやほんとうざいよお前」
新撰組は圧倒的な妙の力に押し潰されそうだ
そこで思いがけない助っ人
高杉「見苦しいぜテメェら」
最強の助っ人が現れてくれた
破壊王、高杉晋助と鬼兵隊一同だ
魔王、妙も腕を下ろしひとまず歩みを止める
妙から放たれていた気圧やオーラも消え、新撰組もホッと安堵のため息をこぼした
高杉も敵に回せば脅威だが、味方につけば心強い限りだ
桂「あ、高ちゃん」
隣にいた銀時が桂を叩いた
パシン!と音が響いた
高杉「司会がしっかり務めねぇからこの様だ。俺達が変わる」
妙「あら、高杉さん?ちょっとでしゃばり過ぎじゃないかしら?骨ごと粉末にしてやりましょうか?」
妙はにっこりと笑みを浮かべながら言う
しかし誇り高き鬼兵隊も黙ってはいない
また子「このお方を誰だと思ってるっスか!手は出させないっスよ!」
万斉「さすがに見過ごせないでござるな。相手は選ぶもんでござるよ。」
また子と万斉は高杉を庇うように一歩前に出て武器を構えた
武市は高杉の後ろに隠れた
高杉「やめろおめぇら。…俺達はこの場を変えに来た、戦ってどうする」
妙「あら。それはまだやる気あるってことよね?」
高杉「今回限りは無かったことにしてやる。今はそれどころじゃねぇんだ。おめぇらも下がれって言ってんのが解んねぇか」
また子と万斉は素直に下がった
「らしくないね」
後ろから現れたのは神威
その後ろからけだるそうに阿伏兎が現れた
神威「らしくないじゃん、地球の喧嘩士さん」
高杉は特になんの反応をするのでもなく、無表情でただ一点を見つめている
神威「ちょっと相手してよ。さっきのあの力、もっかい見せてよ」
神威は戦闘態勢に入った
さっきまでの笑みは消え、瞳孔がカッと鋭く光る
歴戦の夜兎の目だ
果たしてキャラ紹介の行方は─
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