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ドクドクと流れ出る血を吹きながら俺はのたうち回る。我ながら完璧だ。
「変な特技を使うんじゃない。お前が会長の方が良いんだよ」
「うぇぇぇぇ何でだよおぉ田中さまが会長やれば良いじゃないかぁぁ」
「いや……アイツがやるとまぁ色々問題が有ってな…まぁ田中に対抗出来るのはお前くらいしかいないんだよ」
「知らねーよ委員長がやれば良いじゃねーかよチクショー、あ、鉄の味」
「真面目に聞かないとマジでシバく」
「う、嘘だよアメリカンなジョークだよまったく」
「そんなわけで立候補届けは出しておいたからよろしくな」
「えっ?もう!?」
「もちろん」
悪魔のような笑みをする委員長。
「ぜぇったいに
会長になれよぉ?」
「オフコース」
そして俺は
学校の頂点、生徒会長になる為の
道を歩き始めたのだった…すごく怖いけど。
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