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私も帰りたいな…、
まだ一時限目だし…、
私はため息を漏らした。 外はあいにくの雨だし、ジメジメして嫌になる。今日は最悪だ。
キーンコーン…
「あ、終わりですね、では皆さん、次回までの宿題ですよ」
帰っていった人達には言わないで、私みたいな、地味な人達にだけ偉そうに…、
私は無性に腹が立った。
先生が教室からでていくと、教室は少し気まずい雰囲気になった。
まぁ、そりゃそうだよね。こんな地味な人達しかいないし…。
私がそう思ってイスから立ち上がった時、
パリーーーンッツッ
「っ!?」
「こら、冬季ーーー!!!!」
廊下側の窓が、割れた?!生憎私は、廊下側ではないのでケガはなかった。
冬季?窓を割った奴のことかな…、
私はボーッとしながら立ち尽くしていた。
ドンッ
「ぅわっ!!」
「あ、わりぃ。」
急にぶつかられてしまい、私は体制を崩してしまった。
だ、だれなの!?
私は覚悟をして目をギュッと瞑った。だが、痛みはなくかわりに、タバコのにおいが鼻にツンときた。
タバコ…?
「わるいけど、ちょっと我慢してくれよな。」
「へ?」
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