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チョコレートは上等な薄い3cm角程の正方形が何枚も重なって入っているセットのもの。
一枚を前歯でかじるとパリっといい音がし、口の中では甘くスウっととろけた。
次の日も同じ時間に美少女は同じようにやってきた。
源太にプレゼントだと言っては、チョコレートを渡して帰って行き、またもや、美少女がどの方角へ帰って行くのかを見ることは出来なかった。
美少女は毎日同じ時間にやってきた。
不思議とどの方角へ帰って行くのかは全くの謎。
階段で消えているのだろうか?
それが1か月も続いた頃、源太はどうしても美少女の正体をつきとめてみたくなった。
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