第一章

13/25
前へ
/81ページ
次へ
村長とスコティピオンは、間の抜けた様に口を開けたままの農夫逹を残し、粗末な馬車で宮殿へと向かった。 村長「お主の様な美女の隣におられる日が来るとは…男冥利に尽きると言うものじゃ」 スコ「クスクス…面白いご冗談を…」 村長「冗談なんかじゃおらんさ。もっとも、冗談を言える程、平和な世に戻って欲しいものじゃな」 スコ「大丈夫ですよ。ブラック・ドラゴンと言えど、完全無欠では無いのですから」 村長「…そうじゃな」 そして、二人を乗せた馬車は宮殿に辿り着いた。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加