第一章
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麒麟の落雷が落ちた地点には無数の骨が散らばっていたはずだったが、跡形も無く消し飛んでいた。 「ブルルル…」 しかし、麒麟が小さく鳴いた直後に麒麟が何者かに吹き飛ばされ、火山の奥に体がめり込んだ。 「正義のヒーロー気どりが安眠妨害たぁ、情けないねぇ」 火山に空いた穴の上から、人を馬鹿にしたような声と共に、ジェノサイドが舞い降りた。
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