第三章

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その日も、王子は生気を失った眼で、山の様に積まれた教科書を眺め、隣に置かれた羊皮紙の問題集をサラサラと解いていた。 王子は文武共に才能があったらしく、語学、数学、化学、物理学、経済学、学とつく物なら全て、水が砂に染み込む様に吸収してきた。 文武の武、スポーツに至っては、5歳の時には馬術を習得し、王国内トップの弓矢の腕を持っていた。
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