2人が本棚に入れています
本棚に追加
兄は珠恵の頬を殴った
「現実を!でないと死ぬぞ!
奴らは確実に俺達を襲うつもり、どうしたら逃げれる?今はそれを考えないと!
泣き叫ぶのは、この状態を脱出してから!
解ったか?」
珠恵は静かに頷いた。
赤い目をした怪物は、じわじわと近づいて来ている!
俺達を睨んでいるようだ。
逃げるチャンスは見当たらない!
どうしたらいいのやら…
今は、動かない方がいいだろう~
奴らも、俺達も動かない…
音もたてない!
奴らの動きが変な感じがする…
さっき迄、確実にこちらに向かって来ていたのに…
目標を失ったかのような動きになっている…
もしかして…
俺達を見失った?
だとしたら、チャンスがあるかも…
最初のコメントを投稿しよう!