隠し子はいきなりに

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何を驚いているのだ? 五人共今日の昼に見たばかりじゃないか。 首をかしげていると、ナミが大きな姿見を造り出した。 ナミ「パパ、羽根が増えてる~!」 姿見を見ると、背中に六対十二枚の羽根が生えていた。 俺「何で増えたんだ?昼は六枚だったのに。」 羽根の枚数は力を示す。 と言うことは、俺の力が増えた? 羽根について考えていると、背中にくすぐったいような妙な感覚が走る。 ルシ「あ~、この感触!モフモフ感とサラサラ感が更に良くなってる~。」 速攻で触りにきてるよ。 俺「とりあえず寝るぞ!」 ベッドの真ん中に寝転がり、脇に寝た五人を包むように羽根を動かす。 ルシ「大きくなったし、五人でも余裕だな。」 ナギ「暖かい。」 ナミ「フカフカ~」 ベル「落ち着きますね~。」 クロノ「・・・」 クロノはすでに熟睡していた。 なんか、厄介事も起きそうだし、力の事も確かめなくちゃいけないし。 色々面倒になりそうだけど。 こんなにたくさんの「家族」が出来たから良いか。 俺はみんなの温もりを感じながら眠りについた。
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