模擬戦は適当に

21/21
46791人が本棚に入れています
本棚に追加
/1355ページ
総帝〈魔物の先頭に魔人が現れました。神帝様を出せと要求しています!〉 俺を指名?指名料金取らなきゃな。 俺〈わかった。もうすぐ行くから、引き延ばしを頼む。〉 念話で返事をする。 実際の会話と混同しそうで厄介だ。 サクラ「本当に神帝様が出るの?」 俺「ああ。だから大丈夫だ。 これは多分、教師も知らないはずだ。 みんなに話して安心させてくれ。」 やっと安心したのか、腕を離してくれた。 俺「じゃあ、行ってくる。」 無詠唱で寮の部屋に転移する。 俺が消えた後、サクラは闘技場に向かって走り出した。 俺達を見ていた二つの影に気付かずに。 ハス「コウさん、行っちゃいましたね。」 ユリ「転移を無詠唱!Sランクでも難しいわよ! それにあの会話・・・。」 ハス「コウさんが帰ってきたら聞きましょう!」 二人は闘技場に走り出す。 そんな事を全く知らない俺は、転移するとローブを被り、神帝になった。 俺「ベル!クロノ!魔族が来た。大丈夫だとは思うが、ナミとナギを頼む!」 属性神だし、大丈夫とは思うが念には念を。 そして、二人の返事も待たずに総帝の所に転移した。
/1355ページ

最初のコメントを投稿しよう!