八つ当たりは程々に

22/22
46791人が本棚に入れています
本棚に追加
/1355ページ
サクラ「で、戦いはどうだったの?」 身を乗り出して聞いてくる。 俺「分からないよ。俺はギルドにいたから。神帝様が一人で戦ったらしいけどね。」 一から十まで知ってるけど言えませんって。 ハス「残念だなぁ。神帝様の戦いの様子を聞きたかったのに。」 サクラとユリも残念そうな顔をする。 俺「さて、頼まれた仕事をするから今日はもう良いかな?」 三人はまだ話を聞きたそうにしていたが、こちらもやることがある。 サクラ「わかった。また明日ね。」 ハス「では、おやすみなさい。」 ユリ「おやすみなさい。」 三人は自分の部屋に帰っていった。 その頃のチェリーさんは・・・ チェリー〈・・・と言うわけで、話を合わせて欲しいとの事です。〉 総帝と念話で話していた。 総帝〈わかりました。 しかし、今回は衝撃でした。 あの翼、あの剣。翼を見ただけで平伏してしまった。〉 チェリー〈あ、わかります。更にあの触り心地。この世の物とは思えませんでした。〉 総帝〈触ったのですか?なんであなただけ!〉 自慢するチェリーさんに嫉妬する総帝。 ギルドのトップがこれで大丈夫だろうか・・・
/1355ページ

最初のコメントを投稿しよう!