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見渡す限りの荒野。そこに、無限と思われる黒い影がうごめいていた。
総帝「くそっ!数が多すぎる!」
炎帝「しかし、ここを抜かれたら、後はありません!」
水帝「我ら以外の隊員では、歯がたちますまい・・・。」
雷帝「仕方ないな。」
地帝「残りの魔力、振り絞りますか!」
風帝「・・・。」
黒き影は魔物の群れ、防ぐは「帝」と呼ばれる人間の切り札達だ。
炎帝「炎よ、龍となりて我が敵を打ち払え!『炎龍破』」
炎の龍が荒れ狂い、魔物を焼き払う。
炎帝「ちくしょう・・・これで打ち止めだ・・・。」
全員の顔に絶望が浮かんだ時。
目の前に一人の少年がいきなり現れた。
少年「え~っと、Eクラスの昇格試験受けるんで来たんですけど・・・」
帝達「はあっ?」
そして、物語の幕は上がった。
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