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その頃、王都のとある屋敷。
「くそっ!同志が何人かやられた!」
「総帝め・・・余計な事を!」
「これで計画がさらに遅れる!」
ひとしきり愚痴を言い合い解散する男達。
一人残った男は、ため息をついて呟く。
「愚痴を言い合うだけじゃどうしようも無かろうに。
こんな仕事、早く終わらせたい。」
男の悩みは深そうだ。
そして、混乱が収まった王都の民は。
「すごい捕り物だっな!」
「ああ!貴族までかなり捕まったそうだ。」
「しかし、いきなり響いてきたあの声は誰だったんだ?」
「あ、あれ!綺麗な声だったな~。」
「ギルドの関係者かな?」
「問い合わせてみるか。」
と、ギルドに対して問い合わせが続出。
特に口止めされなかったギルド員から、今回の顛末が広まっていった。
こうして、光の魔法を操る「漆黒の光姫」の名は知れ渡っていった。
「カミシロ コウ」
「探求者」
「漆黒の光姫」
「神帝」
四つの名前を持つに至ったコウは、これからどうなって行くのだろうか・・・
そして、時々出る謎の男達は?
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