二人目は狡猾に

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あれから3日。 特に変わったことと言えば、ローズが頻繁に教室に来るようになった。 昼休みや放課後に来ては、ユリやサクラに絡んでいる。 俺とハスは笑いながら傍観し、ラフレシアは呆れ返っている。 俺「そう言えば、いつの間にかラフレシアは俺達と居るが、何でだ?」 ラフ「お前らを見てると飽きない。」 俺達はラフレシア用の娯楽か? ラフ「それに、勉強にもなる。 ハスの訓練、俺もやっている。 効果にビックリしたぞ。」 ハス「ラフレシアさんがあれを!」 プライドの高いラフレシアがねぇ。 ラフ「強くなるなら、どんな努力もする。 そして、コウに勝つ。」 強くなるためなら、プライドも捨てる。 俺はそんなラフレシアに感心した。 俺「試合なら、いつでも受けるぞ。 この子らは渡さないがな。」 俺は膝の上のナギとナミを撫でる。 ルシファー達がかみっちの監視で居ないから、学園に連れてきている。 それに関しては、反対する者は居なかった。 と言うより、みんなから毎日連れてこいとまで言われた。 ラフ「その事に関しては、謝るしかないな。」 苦笑いするラフレシア。
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