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一月の空に晴れ渡る空。
「ドンッ!」
住宅地に近い中学校で、いきなり轟音と一筋の光の柱が立ち上る。
教師「またお前か!神代!」
俺「どうかしましたか?」
俺はゆっくりと声の方に振り向く。
教師「どうかしたじゃない!何をやったんだ!」
どうやら、先程の轟音の事を言っているようだ。
俺「科学の実験ですが・・・何か?」
俺は表情を変えずに答える。
教師「何か?じゃない!どうしてお前はいつも問題を・・・」
俺「問題?校長はおろか、警察・消防にまで書類を出して許可とってますが何か?」
教師はすごすごと帰っていく。
同時に、サイレンの音が聞こえてきた。
少しして、警官と消防士がやって来た。近所の人が通報したのだろう。
警官「この辺りでものすごい音がしたと通報があったのだが・・・」
ピンポイントで学校に来たんだから、ここでって通報されたんだろう。
俺「実験した時に出た音ですよ。ただそれだけです。」
俺はすました顔で答えた。
警官「それだけって・・・」
その時、消防士が何かに気付いたようだ。
警官の腕を引っ張り話しかける。
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