期末試験はパニックに

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ラフ「俺は、奴から盗みたい物が沢山ある。 そのためには、奴にこの学園から消えられては困る。」 理由は別としても、やはりコウにいてもらいたい四人はうなずいて賛意を示す。 ラフ「しかし、今日のように馬鹿どもがカミシロを追い詰めるかもしれない。 それを防いでくれ。」 サクラ「言われるまでもないわ。」 ハス「コウさんは、なにがあっても守ります!」 ユリ「もちろん、私もそのつもりよ。」 ツバキ「大事な生徒を守るのは教師の勤めよ?」 理由はどうあれ、五人の目的は一致したようだ。 ラフ「そうそうトラブルなど無いとは思うが、俺が奴を超えるまで頼むぞ。」 ラフレシアはそう言うと、一人で闘技場から去っていった。 サクラ「超えられるかしらね。」 ハス「無理でしょう。」 ユリ「コウは別格だわ。」 ツバキ「何を言っている!」 突然叱責され驚く三人。 ツバキ「目標を超える努力をしなければ、一生目標には届かないぞ?」 サクラ「そうね。」 ハス「僕らも頑張らないと。」 ユリ「ラフレシアに負けてられないわ。」 燃える三人を、ツバキ先生は満足そうに見つめていた。
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