日常は平穏に

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その頃俺は、キッチンで夕食の仕込みをしていた。 ルシ「嫌な予感がする・・・」 いきなり入ってきたルシファーが、深刻な顔で言う。 俺「魔王絡みかな?」 当面の問題といえば、異世界からの干渉か魔王軍だ。 ルシ「いえ、個人的な問題かと・・・」 何だか分からないが、ルシファーの問題なら相談されるまで聞かない方が良いかな。 俺「そっか。じゃあ、何故俺に?」 ルシファーはいきなり俺に抱きついてきた。 ルシ「コウを捕まえてないといけない気がする。」 ・・・訳がわからない。 俺「俺はどこにも行かないよ?どうしたんだ?」 せ・・・背中に柔らかい感触が! ルシ「私にもわからないわ。 ただ、こうしていると落ち着くの。」 そう言って、抱きついた手に力を入れる。 俺「構わないけど・・・ちょっと恥ずかしいな。」 キッチンには俺達しかいないけど、いつベルやクロノが入ってくるかわからない。 ルシ「じゃあ・・・隠してくれ。」 放してはくれないんだね。 俺は翼を展開して二人を包む。 結局、カレーを煮込んでいた一時間以上、俺はルシファーに抱かれ続けていた。
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