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一体、彼女らに何があったのだろう?
こうなると、俺は何も言えないし何も出来ない。
以前四人を宥めようとしたら、
サクラ「コウは黙ってて!」
ナギ「私達の・・・問題!」
ナミ「負けられないの~!」
ユリ「女の争いなので。」
と、一蹴されてしまった。
その時の四人は、顔は笑っていたのに黒いオーラが滲み出て、とても介入出来なかった。
何を争っているのだろう?
こうなると、周囲は必ず
「コウばかりー!」
「俺にも分けろ!」
と男子は怨みの言葉を俺にぶつけ、女子は
「まだチャンスは・・・」
「この隙に・・・」
と何かに闘志を燃やしている。
俺は睨み合うナギ・ナミVSユリ・サクラという構図を傍観するしかない。
アルまでナギの頭の上で毛を逆立てている。
すると・・・
「カミシロさん、模擬戦終わったし、教室に帰りましょ?」
今まで話したことが無かったB組の女子が俺の腕に腕を絡ませてきた。
その上密着してきたものだから、控えめな二つのお山が肘に当たって・・・
ナギ達を残して教室に帰る訳にもいかず、立ち尽くしてしまう。
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