三人目は自堕落に

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どうしようか思案していると、救いの声は意外な場所からかけられた。 総帝〈神帝様!そちらに魔人が向かっています!〉 いきなり総帝さんからの念話。 俺〈魔人が?何で総帝さんがそれを?〉 俺もナギも、まだ魔人の魔力を検知していない。 総帝〈この間の魔人と、女の魔人がギルドに来たんです。 で、いきなり女の魔人が「若い男はどこにいる!」ってギルド員に聞きまして・・・〉 若い男?ナンパにでも来たのか? 俺〈それで学園を教えたんですか?〉 総帝〈いえ、黙ってたら記憶を読んだみたいです。〉 そういえばサラナクも記憶を読んだっけ。 俺〈わかりました。こちらで対処します。〉 総帝さんとの念話を終える。 サクラ達はいきなり黙った俺を心配そうに見ていた。 俺「今、総帝様から念話がありました。 また魔人が学園に向かっています。至急避難を!」 それを聞いた生徒達は、ゆっくりと動き出す。 「今度はどんな奴かな?」 「カミシロがいるし、総帝様がご存知なら安心だな。」 「誰か他のクラスにも伝えろよー。」 ・・・緊張感が無い。
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