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どうしようか思案していると、救いの声は意外な場所からかけられた。
総帝〈神帝様!そちらに魔人が向かっています!〉
いきなり総帝さんからの念話。
俺〈魔人が?何で総帝さんがそれを?〉
俺もナギも、まだ魔人の魔力を検知していない。
総帝〈この間の魔人と、女の魔人がギルドに来たんです。
で、いきなり女の魔人が「若い男はどこにいる!」ってギルド員に聞きまして・・・〉
若い男?ナンパにでも来たのか?
俺〈それで学園を教えたんですか?〉
総帝〈いえ、黙ってたら記憶を読んだみたいです。〉
そういえばサラナクも記憶を読んだっけ。
俺〈わかりました。こちらで対処します。〉
総帝さんとの念話を終える。
サクラ達はいきなり黙った俺を心配そうに見ていた。
俺「今、総帝様から念話がありました。
また魔人が学園に向かっています。至急避難を!」
それを聞いた生徒達は、ゆっくりと動き出す。
「今度はどんな奴かな?」
「カミシロがいるし、総帝様がご存知なら安心だな。」
「誰か他のクラスにも伝えろよー。」
・・・緊張感が無い。
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