四人目はひきこもりに

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その頃魔界では。 アラ「はぁ~、人間界からまともに帰還できたのって、初めてだなぁ。」 アラバマが城の中を謁見の間に向けて歩いていた。 今までは女子トイレや更衣室に飛ばされ、戻る度に変態の名声を強くしていたアラバマだった。 現に今も、城勤めの女子がすれ違うと目線を反らせ、足早にアラバマから遠ざかろうとしている。 そんな状況にもめげず、謁見の間に到着したアラバマ。 アラ「失礼しまーす、魔王様、いますか?」 微妙に軽い態度で入るアラバマ。 しかし、玉座に目当ての人物はいなかった。 謁見の間を出て扉を守る衛兵に問いかける。 アラ「おい、魔王様はどちらに?」 偉そうな態度と口振りだが、実際アラバマは魔界では偉いのである。 衛兵「はっ!魔王様はテネシー様のお部屋へ向かわれました!」 ちなみに、テネシーというのは引きこもりの四天王の名前だ。 アラ「そうか、ありがとう。」 後を追ってテネシーの部屋へと急ぐアラバマ。 魔王「ええい!さっさと出撃しないか!」 テネ「このストラ○クウ○ッチーズ見てから!」 部屋の中から聞こえる言い争いの声。
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