四人目はひきこもりに

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その頃、王城の某所 総帝「そろそろ潰し時かと・・・」 国王「そうだな。解決した後では遅い。 驚異が残っているうちでないとな。」 隠し部屋で密談する二人。 国王「しかし、娘を政治に利用するのは気が引けるな。」 暗い顔の国王。 総帝「最終的には本人の意思に委ねられます。 とりあえず必要なのは、噂と事実です。」 熱弁する総帝。どうやらこの企み、総帝が首謀者のようだ。 総帝「成立せずとも目的は達せ、成立すれば万々歳。」 国王「確かに成立すれば喜ばしいが・・・」 それを了解ととったのか、総帝が微笑む。 総帝「では準備にかかります。」 席を立ち、どこかへと消える総帝。 国王「良かったのだろうか? 当事者にはなにも言わずに進めて・・・」 国王としての立場と、親としての心情に揺れる国王。 国王としては、やらなければと思う。 しかし、親としては絶対にやりたくない。 だが、すでに動き出してしまった。 国王「ユリに何と言われるか・・・ 気が重いことだ。」 トボトボと歩き出す国王。 一体何をする気なのか?
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