No.03 家庭

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  俺が8歳になる年に父親が死んだ。 5歳で両親が離婚してそれまで父親が1人で俺のことを育ててくれた。 そんな父親が死んだのが8歳の頃だ。 俺は祖父母の家に預けられた。 祖父母は優しく俺にとって居心地は悪くなかった。 しかしながらそん時の俺はまだまだ小さな餓鬼だった。 つまりは母親の存在を追い掛けたのだ。 以前から母親には会いたかったが、父親が死んでしまい余計に母親に会いたくなったのだ。 だから俺は祖父母に協力してもらって母親を探し始めた。 父親の葬式に来なかったのは父親の死を知らないからではないからか… そう考えてすらいた。  
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