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……何なんだよ、「やっぱりね」って。
それじゃあ、まるで僕が、彼女がいなくなることを前から知ってたみたいじゃないか。
僕と彼女はそれほど親しくなかったし、同じクラスで、偶然同じ係で、たまに言葉を交わすだけの間柄だった。
まぁ、いつも一人で静かに本を読んでいる彼女に話しかけるのは、クラスで僕しかいなかったから、相対的に見れば、一番仲が良かったのは僕だったと言えるのかもしれないけれど。
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