僕の話

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   ちらと上を見上げてから、なんとか困惑している頭を平常運転に戻そうとする。  さっきから、どうも自分の気持ちが分からない。  ただ、何とも言えない空虚感が、キリキリ痛む心の奥が。  言葉で表せない、息苦しい、経験したことのない思いが、薄情な僕の頭の中を支配していた。  
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