うさぎになれない私

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体育先「今日の体育は バスケの試合を行う! 男子はAコート女子はBコートに集合しろ」 ―――――― 体育 本当はあんまり好きじゃない 別に運動ができないわけじゃない どちらかと言えば得意 でも嫌い 運動神経の良い奴が 運動が苦手な子を見下す時間でしかないからだ でも、今日はなんだっていい 何も考えないで、 ただ体を動かせられれば それで良い スポーツしてる時だけ唯一 嫌な事も全部忘れられる 体先「試合を行う、速く並べ」 正直偉そうな体育の先生も好きになれない って、 今はどーでもいいか ピーー パンっ 友2「夢乃パス」 開始そうそう パスがまわってくる 夢『はい、きた!任せろ!』 ダンダンダンッ 気持ちぃ 誰も私からボールを奪えない 風みたいにゴールに突っ走る シュっ ピーーー 「「きゃーーー 夢乃カッコイイーー!!」」 華麗にゴールを決めると 沸き起こる歓声 この瞬間が 快感という名の幸せ もろい幸せ ‐
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