『第一章』

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私、ダメダメだなぁ…。 こんなんでやっていけるのだろうか…。 「理恵先生?帰らないんですか?理恵先生は、今日はもう帰っていいですよ。」 「は、はいっ!お疲れさまでした!!お先に!」 美和理恵 これが私の名前だ。ややこしいが私は気に入っている。 「車で来たんだった…、鍵はどこだったかな…」 私は引き出しを開けた。 「…あ、あったあった。」 見つかってよかった。 私はそのまま車まで歩いて向かった。 ガチャ 「このあけた時の音、私好きなんだよねー。」 車に乗ると大好きな歌を流す。 これが幸せ…。 私は機嫌良く車を発進させた。 「今日は、私の仕事終わるの早くてよかったー。会議かなんかかな?私はまだ新米だから よくわかんないや。」 それにあの御曹司とかいう生徒…。 あれは要チェックだね。 下手したらクビになるところだったよ、気付けてよかった。
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