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プルルル…
「電話?」
私は車を道の端に止めた。
ピッ
「もしもし?どなた様ですか?」
『…もしもし?誰?』
いやいや、それはこっちの台詞だよ。
「あなたが電話してきたんでしょーが。誰とは酷いよ」
あ、つい本音が…。
『そーだね。俺が電話した。とりあえず間違い電話です。気にしないでください。それでは、 ブッ…ツーツー…』
「な…!?失礼すぎる!」
なにこの男!!謝罪も無しとか有り得ない!
私はしばらくケータイをジッと睨んでいた。
「…ケータイを睨んでも仕方ないか…、帰ろ…。」
私はやれやれ、と車をまた発進させた。
今日は色々あったな…、
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