『第一章』

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プルルル… 「電話?」 私は車を道の端に止めた。 ピッ 「もしもし?どなた様ですか?」 『…もしもし?誰?』 いやいや、それはこっちの台詞だよ。 「あなたが電話してきたんでしょーが。誰とは酷いよ」 あ、つい本音が…。 『そーだね。俺が電話した。とりあえず間違い電話です。気にしないでください。それでは、 ブッ…ツーツー…』 「な…!?失礼すぎる!」 なにこの男!!謝罪も無しとか有り得ない! 私はしばらくケータイをジッと睨んでいた。 「…ケータイを睨んでも仕方ないか…、帰ろ…。」 私はやれやれ、と車をまた発進させた。 今日は色々あったな…、
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