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「まず、監督は私ですので。 それでキャプテンを決めたいのですが、誰かいませんか?」
「先生! 矢野君がいいと思います。」
1人の生徒が眼鏡をかけていて、あきらかに真面目そうな矢野智之の名前をだした。
「どうして矢野君がいいと思ったのですか?」
「真面目そうだからです。」
俺の考え、そのままの答えだった。
「矢野君自身はどうですか?」
「分かりました。 俺がやりましょう!」
あっさりと矢野は承諾した。
他のやつらとお前がやれよ合戦をするのは嫌だったから正直助かる。
「ではキャプテンは決定ということで。 続いて試合に出場するメンバー決めです。 それで、野球の経験がある人はいますか?」
「・・・・・・」
俺のクラスにはいないみたいだ。
・・・って! いくらなんでも1人も経験なしはまずいのでは・・
「ソフトボールならあるぞ。」
そこに女子の平野が希望となる一言を言ってくれた。
「本当ですか。 なら平野さんは決定ですね。」
そういう事で、平野以外のクラスメイトは放課後にテストをしようとなった。
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