554人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうしたの?キョンちゃん…ご飯食べに行かないの?」
「んーん、行くよ。」
私が何かを言わない限り、修羅場になんてなるはずがない。
言ってもならないだろーけど。
「じゃあ、ファミレスでいい?」
「うんっ!行ってみたい!」
(行ってみたいって……)
私のこの気持ちを、また桃香に伝えたらどうなるんだろう。“いいよ”ってまた笑ってくれるかな?
それとも…
「お待たせしました、こちらチョコレートパフェになります。…こちら、サンドイッチです。ご注文はお揃いでしょうか?」
「はい。」
「失礼します。」
ファミレスに入って私の前にはサンドイッチが。桃香の前にはチョコレートパフェが並ぶ。
「わぁ…すごいねっ!キョンちゃん大人みたいっ!」
「はは…ほら、早く食べないと溶けちゃうよ?」
「うんっ!いただきまーす!」
(よくもまぁ朝から食えるよ……)
こっちに来て感じたこと。
桃香はやっぱり都会の人たちに劣らずかわいいということ。
それと、やっぱり桃香は田舎の娘だということ。
最初のコメントを投稿しよう!