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気づけば、どんどん祖父の事を嫌いになっていた。
小さな頃は、祖父が警察官時代の写真を見せてもらいながら祖父の手柄を聞かされたもんだ。
私にとって祖父は、英雄の様な人だったのに、アルツハイマーという病気になってから家族の足を引っ張る人へと変わっていった。
そんな事を思う私は最低最悪な事分かっている。
でも、祖父が病気になって以来、家の中は、日に日にギクシャクしていった。
お風呂から上がりリビングに入ろうとした時だった…
「お父さん、今月の介護費を払わないとデイサービス来てくれなくなっちゃいますよ…
家のローンが優先なのは分かりますけど…」
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