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「総理っ!山田総理!一言頂けますか!?」
一人の政治家が国会を出ようと歩を進めている。山田糞太郎。日本の内閣総理大臣である。
日本を取り巻く様々な問題について山田からコメントを取ろうと、記者達は群がって山田に追い縋った。
ピタッ。山田は突然歩を止める。そして近くにいる記者のマイクを強引に奪い取ると自らの肛門に当てた。
「ブビィ~…ブブブッ…ブリリッブリッビビビビビ~ッ!」
轟音が響いた。~前代未聞~それが政治家山田糞太郎の代名詞であった。かつて記者のマイクに屁を引っ掛ける総理がいただろうか。そんなことが出来るのはこの男のカリスマゆえである。
「く、くせえー!!そ、総理!今のオナラはどのような意味でしょうか!?」
今度はマイクをしっかり口元に当て、山田は答えた。
「オナラではございません。いいですか!国民の皆様、オナラではございません!」
ゴクリッ。記者は恐る恐る聞いた。
「で、で、では…?」
山田は微笑み、だが力強く答えた。
「漏れました。うんこが肛門から漏れました。美しい国日本!万歳!」
山田はそれだけ言うとスッと踵を返し颯爽と立ち去った。
立ち去った後の記者達、テレビ中継を見ていた国民は皆一様に羨望の眼差しで彼を見つめていた。
そう、今日本中が山田糞太郎に惚れ、酔っていた。
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