一章

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「あっ、あの」 「……はい?」 今しかない、オレは自分の想いを伝えた 「急に話し掛けてごめんなさい。オレはえっと………君のことが好きでした!!いきなりこんなこと言ってすいません。でも、オレちゃんと言いたくて………」 オレが言った後、あの子は驚いたあと赤くなって俯いてしまった。 告白した後にオレは本当にこの子が好きだと思った。 しばらくして、彼女は顔を上げて話しはじめた。 「あっ……… あの………ごめんな、さい………」 そう言って彼女はまた俯いてしまった。 「こっちこそ、ごめんねいきなり………あの、最後に聞きたいことがあるんだけど」 「聞きたいこと?」 「名前教えてもらってもいいかな? オレは3年の武藤和也です。」 「………阿澄由真です。」 「そっか阿澄さんごめんね、驚かしちゃって………でもオレ言えてよかったありがとう!!」 「………ぃえ、し、失礼します」 そう言ってから阿澄さんは図書館から出ていった。
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