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この子は野理崎玉(のりざきたま)通称「のり玉」、幼稚園からの腐れ縁。だが私でも分からないことが多い。しかしわかることは絶世のM子なのである。
「あ~ごめんねのり玉、つい手が滑ってさ…。」
私は頭をかきつつのり玉を見ると顔の側面が赤色で何が何か分からなかった…
まあ本人が気づいてないので放っておいた。
「そういえば光ちん何部はいるの?」
なんか赤いのが喋ってくる。さっきよりも赤い面積が増えている気もするが、まあ聞かれているので、かえすついでに教えてあげた。
「えっとね~。SB部だよ。てか顔大丈夫?顔色悪いよ。保健室行って来れば?」
「じゃあ光ちんがSB部入るなら私もSB部は~いろ!」
私は止めときなと言わんばかりに手でジェスチャーした。
そうするとこの鈍感娘は………
「どうしたの光ちん?あっ!分かった~!嬉しいんでしょ。えっ…ちがうの~…あっ!あたち顔色悪いんだっけ?じゃああたち保健室行ってくるね~。」
そう言うとあの赤い物体は元気よく教室をでていった。
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