平凡なプロローグ

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他にも言いたいことは色々あるが… 「玲く~ん、早く行かないと遅刻するわよ~」 新年度早々遅刻するわけにもいかないのでそろそろ家を出よう。 ああ、最後に。 俺について知っていて欲しいことを二つ。 一つ、俺は極めて平凡な男子高校生で『中二病』、『くっ、俺の封印されし額の魔眼が(以下略)』などという痛カッコ悪い事象とは無縁であること。
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