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「なあってば」
極力はなしはしたくなかったのだがしつこいのでしかたない。
「なんだい？」
「おぉやっと聞いてくれたか」
よほど話したかったのだろう、なんだか嬉しそうだ
「お前、自分がどんな人間に届けられるか知ってる？」
たてぶえは聞いてくるが、そんなこと知らない、というか自分こそ知ってるのだろうか
「いや、知らないな。今ちょうどそのことを考えてたんだよ」
「だろうな。俺は自分が誰のとこに届けられるか知ってるぜ、
そしてお前が誰のとこに届けられるかも」
たてぶえは自慢げに話す。
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