「美波」

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…10年前川崎市内… 10年前、俺と美波は中学のクラスメイトだった…。 俺の美波に対する第一印象は最悪だった 、俺に話かける事は「窓閉めろ!」とか「うるさい!!」と小間使いか文句ばっかだった為、俺は正直、美波が嫌いだった… だがある日美波の意外な場面を目撃して俺は美波に急激に恋をした。 龍耶「敦~待ってよ!!コーラ買って帰ろう♪…うん!?どうした?」敦「あれ、お前のクラスの西門だっけ?」龍耶「はぁ!?誰だよ?西門って…西野だよ!でも公園に一人で何してんだろう!?彼氏待ってんのかね?」敦「いや~アイツ、彼氏いるタイプかぁ!?」 ♪いつからか思ってた~時々気づいてた~♪ 俺らが話しているとどこからかw-inds.のParadoxが流れ始めて美波がその曲に合わせて歌いながら踊り始めた… 敦「…結構上手いなぁ?西野にこんな意外な一面があったなんてビックリだよな?」龍耶「……」敦「おい!?タツ!!」真咲「ウィ~ス♪二人共部活帰り!?」敦「あぁ…真咲かぁ!いやタツがさぁ~、あれ!?タツがいない!!」真咲「タツなら…ほら☆西野のとこ行ったよ?」 美波のダンスを邪魔しないようにそっと美波に近づく龍耶… 美波「あっ!!楢島…全部見てたの!?」龍耶「うん☆見てたよ!!ダンスも歌も超上手いねぇ♪」美波「なっ!バッカァじゃないの!?誰かに言ったらマジぶっ殺すからねぇ!!」 頬を赤らめてその場から逃げるように去る美波… 真咲「赤くなっちゃって可愛い奴だなぁ~♪」敦「確かにイメージ変わったわ!!だけどタツ、アイツは止めとけよ?」龍耶「そんなんじゃねぇよ!!」真咲「そうなの!?じゃ合コンあるケド来る?タツならいつでも大歓迎だよ☆」敦「またかよ~!今度はどこのお姉さんとだよ?」真咲「今度は何と…御手洗女学園のお嬢様とでぇ~す♪」龍耶「マジかよ!?川崎市の可愛いランキングNo.1の高校じゃん!!」真咲「じゃ来る!?」龍耶「いや!!行かないケド…俺、お前と違って頭悪いから勉強しないと…」敦「タツも真咲と同じ浅川総合を受験すんだっけ!?」龍耶「そぉなんだけど…ぶっちゃっけ受かるか微妙なんだよね!!」真咲「大丈夫だって!!ねぇちゃんに勉強を教えもらえば良いじゃん☆」龍耶「お前、美咲さんが俺の事好きだって分かってるんだろう!?あの人と二人きりになったら何されるかわからないよ…」真咲「アハハッ~、ねぇちゃんは超肉食系だからなぁ♪けど最近、彼氏が出来たから大丈夫だよ☆」敦「へぇ~、彼氏はどこ高の人なん!?」真咲「確か、敦のいたチームのタメの奴だよ!!」
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