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美波「はぁ!?学校でクラスのみんなにいつもいじめられてる楢島が私を口説こうっての!?笑わせんなよぉ?私の家、そこだから…一応、お礼は言うよ!!ありがとう…じゃねぇ!」
機嫌悪そうに夜道へと消える美波…でも去り際に少し笑っていた。
美波「…嘘☆楢島が私を家まで送ってくれたぁ!!しかもずっと手繋いだまま♪ヤバいんだけど★」
同時刻、高津区某所…
敦「オラァ!!」…ガチャン!!!真咲「もぉ~アックン!!手出すなって言ったじゃん!?ほら早く逃げるぞ?」ヤンキー「待って、コラァ!!」敦「待つ訳ねぇだろ!?ば~か!!俺はチーム抜けたんだよ!!だからもう俺に関わらないでくれって…」ヤンキー「テメェ、そんな簡単にチーム抜けれる訳ねぇだろが!?頭はお前を許してねぇんだよ!」敦「何でだよ…」真咲「敦!!ほらケツ乗れ!?」敦「あっ、あぁ…お前、原付乗れんのかよ?」真咲「うん?あぁ、大丈夫だよ!!いつも姉ちゃんの勝手に乗り回してるから…」ブゥ~ン!!!真咲「良し!!ちゃんと捕まってろよ!?飛ばすからなぁ♪」 ブゥブゥ~ン!!!!
怒ってると思った美波がまさか俺と帰った事を喜んでいる事も真咲達が大変な事になってる事も知らない俺は一人、美波が踊っていた公園にいた。ピロロン~♪不意に携帯が鳴り始めた…
龍耶「敦かぁ…どうしたんだろ?…もし!?どうした?」ビュ~…敦「…タツ、今どこにいる!?」龍耶「さっきの公園だけど…随分風が強いなぁ!!どうしたの?」敦「ペルソナの奴に追われて今、真咲と原付で逃げてる!!お前も気をつけろよ!?とりあえずBINGOで会おうぜ?」龍耶「…分かった!!お前らも気をつけ…」ツゥーツゥー…。
龍耶「クソ、とりあえずBINGOに向かおう!!」カーン!!…バタッ!透「そうはいかないよん♪お前はここでおねんねんして貰うからなぁ!オラァ!!」龍耶「ゲホッ…高津区最強のチームの頭が俺に何の用だよ!?それに敦はあの時、チーム抜けただろ?ユキからケジメもちゃんと受けたハズ…」ドカッ!!透「うるせぇ、そうだよ!!敦はちゃんとケジメを受けてユキは許した…ユキはなぁ?俺は許してねぇ…お前みたいなチンケな奴に惚れた敦も部外者のクセにチームの問題にしゃしゃり出てきて他人の敦の為に土下座まで簡単にしたお前もなぁ!!」龍耶「ペッ!!そうだよな!?あんたには出来ないよな?そこが俺らやユキとあんたが違うとこだよ!!」
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