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―で、翌朝。
うぅん……眠い……
あと10時間……
という俺の願いは叶えられず、自然と目は覚めてしまった。
くそ、やはり夢の24時間熟睡状態は叶えられんのか…!
『…あの、』
やっぱ昨日寝るの早過ぎたからか…
『…あの、もしもし?』
でも1度でいいから24時間寝続けてぇな…
『すみません、聞こえてますかー?』
だぁぁぁあ、うっせぇよ!何なんだよさっきか……ら………
そこには美少女が立っていた。
髪型はロングのストレート、色は透き通るような水色。
身長は自分との差で考えると大胆160cmというところであろうか。
歳は…恐らく俺よりは幼い。だがそんなに差はないだろう。
目は二重で程々に大きく、形の良い鼻と綺麗な桜色の唇…
そう、まさに、美少女である。
その美少女が俺にこう言った。
『勇者レン様、こんな所にいらしたんですね…!昨日の魔王との戦い後に直ぐ消えてしまったのでアイリスさん達とずっと探していたんですよ?』
………………。
はい?
今、何て言いましたかこの美少女。
「とりま君、誰?」
おぉ、始めて俺の台詞に「」ついた。
『え?誰って…、昨日まで一緒に魔王を倒す旅に同行させていただいていた、ライラ・ファレル、ですよ?』
「ライラ・ファレル…」
ふむ、さっぱり記憶にございません。
だって俺普通に現代っ子なヲタクだし。勇者とか、ナニソレ?
いや、1度はなってみたい職業ランキングベスト5には入るけど。
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