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『私はクラウス・エルライドです。17歳です。』
『私はアイリス・リリー。18歳。』
『私はライラ・ファレルです。15歳です。』
あれ意外と普通。
もしやヲタクの意味を知らないとか?
あとライラはさっきも名乗っただろ
『あ、そうでした。』
「なっ、何故俺の心の声が聞こえる!?まさか貴様読心術を」
『何故も何もアンタ自分で喋ってるじゃん』
「マジで?やっべ俺めっちゃ厨二な発言しちまったよ。ってそれよりお前、俺より年上なのか…?」
『お前じゃない。私はアイリス! そうよ、私はこのパーティーじゃ最年長だけど、何か文句でもあるの?』
俺は殺気を感じたのでいえ、何も。と言っておいた。
ってか普通にパーティーって言っちゃうんですね。
『あのぉ…本当にレン様じゃないんですか…?』
「俺は確かに蓮だけど、職業はヲタクであって勇者じゃない!<●><●>カッ」
『おたく…?』
「あ、いや何でもない」
ヲタクって言葉やっぱ知らないみたいだな
『はぁ……?』
『とにかくコイツはレンじゃないんだから、さっさと本物のレンを捜すわよ!』
『待ってください。この方がレンさんに全く関係がないとは言い切れません。』
『どういう事ですか?』
『クラウス、アンタが最初に違うって言ったんじゃない。今更何言ってんの?』
ごもっともです。
俺は勇者とか、つーかこの世界すら知らない無関係者ですよー。とクラウスに念波で送ってみる。
『確かにこの方は我等が勇者のレンさんとは違う人物ですが……』
俺の念波、届かず。orz
クラウスは淡々と説明をし始めた。
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