ローズクォーツ
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ローズクォーツ
ピンク色の石だから あまい味がすると、思ったの。 舌で転がす まあるいそれからは 冷たい温度以外に得られるものなどなくて あなたを 思いだしちゃった。 クタリと仰け反った喉から 落ちて転がる石と共に 疾うに枯れた瞳から ひとつぶ零れた涙と、 もういちど、 撫でて欲しかったの。 小さな銀細工の鳥籠の 開け放たれた扉が カタリ、と 鳴いた
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