葉脈の栞

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葉脈の栞

花が咲いて 散る道理 足元に散らばる 華奢なビーズがキラキラと綺麗で、 目を伏せて 俯いた 薬指に絡んだ枝 其処にいつ迄も 咲き誇る 惟、ひとつの花 揺れる蝶の様に 飛んでいけたら 良かった 連れて逝って 『  』 枯れた舌では 言葉に出来ずに、
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