mission 1

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「……見つけたのか?…」 「はい。ネコ野郎が四体居ます。撃 ちますか? 」 「無論だ。逃がすなよ。」 ケンジは陽炎(カゲロウ)のように、透明で 揺らめいている陰に向かって狙いを定めた 《ダンダンダンダン》 乾いた四発の銃声が辺りに響く。 ケンジの銃から吐き出された特殊弾は、四体のフォースの頭部を破砕した。 醜く残酷な破片が飛び散るのと同時に、光学迷彩が機能を停止。 糸が切れたマリオネットの様に倒れるフォースを目にした。 「ウジ虫、よくやった!しかし、どうやって見分けたんだ?」 「 ええ。距離と方位が解ってたので…… 」 「そうか。良い眼だ。」 それ以上褒められなかったので、ケンジは少し寂しくなってしまった。 ケンジとフレアは撃破の確認をするため、死体の傍に歩み寄る。 倒れているフォース達からは青紫の体液がふきだし、小刻みに痙攣していた。 (奴らは父さんの仇だけど……後味が悪いな…。) 撃ち倒した死体を見ながら、生まれて 初めて異星人を殺した感覚は不思議な ものに感じた。仕事の達成感や、仇を討てる喜びを感じながら、生きている者の人生を奪う 罪悪感も感じていた。 「どうした?先を急ぐぞ?」 ケンジはフレアの呼びかけにようやく 我に返る。 「はい!すぐに行きます!」 死体の傍に落ちていたプラズマガンの 一つを、ポケットに押し込みながらフレアの後を追った
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